異形ダイスの製作は徹底した品質管理と高い技術力を持つタムラエジアにお任せください

異形ダイスとは

異形ダイスは、樹脂の押出成形に使用される金型(ダイ)の一種です。

溶かした樹脂材料を異形ダイスに押し出すことで、樹脂を異形ダイスの形状と同じ断面形状に成形することができます。

異形ダイスは断面形状が丸型や角型以外の形状のダイスを指し、複雑な形状にも対応しております。

製品の仕様に応じた異形ダイスを製作するため、Tダイのように決まった形があるわけではありません。

次項では、より詳しく異形ダイスの形状や特徴について解説します。

異形ダイスの特徴と形状について

異形ダイスの大きな特徴は、単純な丸型や角型では成形できない複雑な形状の成形を可能とすることです。

例えば日の字のような中空のある型や、コの字のように片側が空いている型など、さまざまな形状で成形が可能です。

このような形状の金型に樹脂を押し出すため、ところてんのようにその断面形状を保ったまま押し出されます。

それを指定の長さでカットすることで製品となります。

そのため、異形ダイスは製品を成形する上で重要性が高いため、寸法精度の良い金型が求められます。

タムラエジアは丁寧な仕上げ加工により、高精度・高品質の金型を納品いたします。

仕上げ加工(表面仕上げ)について詳しくはこちら

異形ダイスの製作・加工の流れ

異形ダイスの製作を初めてご依頼する場合、どのような流れで製作するのか知っておきたいという方もいるのではないでしょうか。

ここでは大まかな流れをご説明します。

タムラエジアでは、お問い合わせをいただきましたら、最初にお打ち合わせを行います。

お打ち合わせにてお客様のご依頼内容やご要望を伺い、お見積もりを出します。

お見積もりの金額や納期に問題がなく、受注いただけましたら製作を進めます。

製作は図面に基づいて切削加工が行われます。

切削加工にて大まかな寸法で削り出した後、寸法や面粗さを調整するために仕上げ加工を行います。

異形ダイス 組み立て

仕上げ工程の後は部品ごとに検査を実施し、各部品を組み立てて品質の最終検査を行います。(各工程でも検査をしています)

品質に問題がなければ、梱包して発送いたします。

異形ダイスの加工方法

先程も大まかに製作の流れをご説明しましたが、より詳細に加工方法についてご説明します。

異形ダイスを製作する際には、以下の流れで加工します。

  1. 荒加工
  2. 中仕上げ加工
  3. 仕上げ加工

荒加工は、中仕上げ加工や仕上げ加工よりも多量に研削し、最終製品のおおよその寸法まで削り出します。

異形ダイス 仕上げ

荒加工の後は、中仕上げ加工を行います。

中仕上げ加工は仕上げ加工の前準備の工程であり、図面にある寸法精度に近づけていきます。

中仕上げが終わったら、仕上げ加工により図面通りの寸法精度に仕上げます。

より詳しい製作・加工の工程につきましては、下記コラムでもご説明しておりますので、あわせてご覧ください。

金型の製作工程はこちら

異形ダイスによって成形される製品

異形ダイスは丸型や角型以外の断面形状を持つ製品の成形に使用されますが、実際にどのような成形ができるのか、ここでは具体例をご紹介いたします。

異形ダイスで成形されるものは、限られた場所だけでなく日常的に目にするものも多いです。

日常的に使用されるものを例に挙げると、窓枠・サッシがあります。

想像していただければ分かりやすいと思うのですが、窓枠やサッシの断面は中空になっている複雑な形状のものが多いです。

その他にも、複雑な形状のパイプ、車のワイパー、電気部材などを成形するために異形ダイスが使用されます。

このような形状は、スパイラルダイやTダイでは成形することはできません。

タムラエジアの対応範囲と設備について

タムラエジアは押出成形に使用される金型を中心に、金属加工を行っております。

Tダイ、スパイラルダイ、クロスヘッドダイ、異形ダイなどの押出金型全般に対応しております。

異形ダイス 金型

事業内容につきましては会社概要もあわせてご覧ください。
会社概要はこちら

弊社には巧みな技術力を持つエンジニアが集まっており、各種金型を品質良く仕上げます。

異形ダイはご依頼内容にもよりますが、加工の工程から対応しております。

対応している加工内容につきましては、次項で詳しくご説明いたします。

さまざまな金属材料の異形ダイスの加工やメンテナンスに対応

タムラエジアは異形ダイスの加工・組み立て・品質検査・オーバーホールに対応しております。

加工だけでなく、組み立てや品質検査も自社で行いますので、品質にはご安心していただけます。

このような異形ダイスの製作の他、弊社ではオーバーホール(分解・磨き・洗浄などのメンテナンス)にも対応しております。
※他社製品も対応可能

また、押出金型関連品(フィードロック、接続アダプタなど)の製作も行っておりますので、異形ダイスとあわせてご依頼いただくことも可能です。

最新設備を揃えております

タムラエジアは自社で加工〜検査を行いますので、加工機や検査機を保有しております。

弊社が保有している加工機は以下の通りです。

  • 5軸制御立形マシニングセンター マキノD500
  • マシニングセンター DMU50(同時5軸) DMGMORI
  • CNC旋盤 NLX 2500/700 DMG MORI

同時5軸加工は、X軸、Y軸、Z軸、回転軸、傾斜軸の加工を可能とするため、複雑な形状でも品質よく加工できます。

異形ダイス マシン

そして加工後の部品や、部品の組み立て後に行う検査のためにも各種機器を揃えております。

  • CNC3次元測定機(XYZAX AXCEL)
  • 表面粗さ測定器
  • デジタルノギス
  • マイクロメーター
  • シリンダーゲージ
  • ピンゲージ
  • ブロックゲージ

検査機器も積極的に最新のものを導入しており、綿密な検査を行うことができます。

異形ダイス 検査機器

金型製作の熟練した技術を持つエンジニアが揃うタムラエジア

押出成形は、金型の品質によって製品の品質が決まると言っても過言ではありません。

タムラエジアは最新機器を保有しているだけでなく、それをコントロールするプロフェッショナルな人材が揃っているため、高品質の金型を製作することができます。

今回は異形ダイスについてご説明しましたが、タムラエジアはその他の押出金型や押出関連品、治具の製作にも対応しております。

まずは下記お問い合わせ先よりご連絡をいただきまして、ご依頼の詳細をお聞かせください。

▼お問い合わせはこちら
電話:03-5735-3501
メール:info@tamuraejer.com
お問い合わせフォームはこちら

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